コーチング品質を高めるために

今日は二十四節気の「大寒」ですが、暦名の通り、
この週末は強い寒波の襲来が予想されていますね。

そんな中、明日は久々にゴルフです。

冬のゴルフといえば、
「ボールを温めると飛距離が伸びる」ということを
耳にしたことがありますが、これは俗説だそうです。
昔のボールの材料が糸ゴムだったころの話で、
最新素材を用いた現在のボールは温度による
反発性能の差は殆ど無いとのこと。

それに、そもそもゴルフのルール(規則4-2a)で、
「故意に性能を変えた球をプレーしてはならない」と
規定されているので、どの様な方法にせよボールを
温めてはいけないのです。
お腹にいれたホッカイロなどに、ボールを当てている
段階でアウト!です。

競技ゴルフではないラウンドでは、時々おまじないの
様にやってしまいますが(笑)

さて今日は、コーチングプロセスの中のひとつの
大切なイベントである、
エバリュエーション(Evaluation 評価)について
お話をしていこうと思います。

~~ サービス業としてのコーチング ~~

コーチングを生業(なりわい)としている自分にとって、
プロコーチはサービス業である」という信念を持っています。

もちろん、コーチングは、
「コーチとクライアントさんの契約に基づく対等な関係である」
という大前提があっての考えです。

ですから、ここでの「サービス業の定義」とは、
英語で Professional Service つまり、専門家としての
技能を発揮、提供しながら、クライアントさんに
「満足、安心の経験」を提供する仕事だと考えています。

恰好良くいえば、CXCustomer Experience: 顧客体験)
重視ですね。

そういう意味で、医療、教育、カウンセリング、アドバイザー、
店頭販売など、私の定義ではサービス業です。
(この定義をしている人は少なくないと思います)

そして、サービス業としてのコーチングの品質を
向上させるために、クライアントさんの
「コーチングを受けて良かった」という体験は
とても大切です。

それを実現するために、コーチングプロセスの中に
定められている「エバリュエーション」を私は重視しています。

~~ エバリュエーション(評価)プロセスとは ~~

私がコーチングを学んだ、「コーチ・エィ」のクラスでも
このエバリュエーションの教えに相当な時間をかけて
いますが、エバリュエーションの目的は次の2つを
評価することにあります。

  • クライアントさんが設定した目標の達成度合いと、そのプロセスにおける成長や変化
  • コーチングセッションをはじめとするコーチの様々な働きかけについて

クライアントさんとコーチが対等な立場で、客観的に、
コーチングによってどの様な成果が得られて、
コーチングの何が機能して、何が効果を発揮しなかったか
を言語化し、明確にしていくプロセスです。

2つとも、重要な評価軸ですが、特に2つ目は
前述の「サービス業としてのコーチング」を方針としている自分
としては、クライアントさんからの率直な評価、感想、要求に
高い関心を寄せています。

エバリュエーションは、これだけを目的にして
通常のコーチングセッションとは別に時間を設けて行うのと、
毎回のコーチングセッションの最後に短く行うという2つの
やりかたがあります。

前者は、コーチングのテーマによってセッションが複数回に
わたるケースで、例えば10回のセッションが予定されていた
場合、5回目の終了時にコーチングセッションとは別枠で
エバリュエーションの時間を設ける、という形です。

複数回のセッションを経て、どの様な変化があったか?
という時系列視点で対話が進行します。

後者は、コーチングセッションの終了時に、
「今日のセッションで何が得られたか?」
「何か気づきが得られたか?」
「話し足りなかったことはないか?」
「質問やコメントはないか?」
などをコーチから尋ねる形です。

~~ 私のエバリュエーションのやり方は ~~

長期のコーチング契約を頂いている場合は
前者のやり方でまとまった時間の
エバリュエーションセッションを設けますが、

私はどちらかと言えば、後者のやり方をとることが
多いです。理由は、

  • クライアントさんの要望を即座に取り入れることができる
  • クライアントさんとの認識のギャップなどを早く修正できる
  • クライアントさんの気づきや理解を確認することができる
  • セッションの完了感がある

からです。
そして、その内容を次回のセッションに反映させたり、
クライアントさんの時間が許す状況であれば、セッション時間を
延長して対応することもできます。

結果として、クライアントさんのセッションの満足度を
上げることができると考えています。

コーチングセッションは、主にコーチの質問に対して
様々な考えをめぐらせる時間になるので、
集中力を保つために30分程度に設定される
のが普通ですが、私のセッションはエバリュエーション
の時間も考慮して、40分を基本としています。

クライアントさんからの質問やコメントによっては、
その40分をも超過することも少なくありませんが、
これがサービス業としてのミッションに繋がると思い
喜んで対応させて頂いています。

クライアントさんも貴重な時間を割いていますし、
コーチにとって時間は常に「気にかける」対象なのですが、
ご要望や状況に応じて柔軟な対応をするように
心掛けています。

エバリュエーションセッションの具体例については、
次回お話をしてまいります。

今日のお話はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございます。

株式会社ドリームパイプライン 代表取締役   1980年、新卒で日本NCR株式会社にてキャリアをスタートし、以来一貫して外資系IT企業に勤務。   営業、営業企画、マーケティング、製品開発、製品管理、市場開発、米国本社勤務、事業部長、等の領域でマネジメント職を経験。   2001年、日本NCRを退職後、米国、ドイツ等を本社とする大手IT企業数社の日本法人にて要職を歴任。    2013年より、組織の人材育成、組織活性化のためにコーチングを学び始め、プロフェッショナルコーチ認定資格を取得。修得したコーチングスキルを多様な価値観が求められる外資系IT企業におけるマネジメントに活用しながら(社)日本スポーツコーチング協会の認定コーチとして、高校、大学のスポーツ指導者へのコーチング活動を実施。   2015年から、米国のスタートアップ企業の2社の日本代表を歴任し2021年12月退任。人材育成支援を目的とし、株式会社ドリームパイプライン設立。 著書 『ニッポンIT株式会社』   https://www.amazon.co.jp/dp/B09SGXYHQ5/    Amazon Kindle本 3部門で売上一位獲得    「実践経営・リーダーシップ」部門、「ビジネスコミュニケーション」部門、「職場文化」部門

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