エネルギー・マネジメントとしての「未完了の完了」(1)

小春日和(Indian summer)の到来に、
上着を脱いで散歩や日向ぼっこを楽しめた週でしたね。

私は6日(日)に今年最後のイベント、
しろさとTT200(自転車のタイムトライアルです)の
50kmの部を走ってきました。

タイム1時間38分(平均速度は31km/h)の自己ベスト。
自分としては満足ですが、一緒のコースを200kmの部で
走っているトップライダーの方々は、巡航速度40km/h前後で
約5時間(トップの成績は4時間41分!)で漕ぎ続けて
いるので、雲の上の人を見る気がしました。

自己ベストが出たことも満足ですが、
今年参加を予定したイベントが全て終わったことで一安心。
少し気持ちに変化が出てきました。

実はこれが今日のテーマ、「未完了の完了」にも
関係することなのです。
人は「完了」を体験すると、新たなエネルギーを生みだします。

では、本題に入りましょう。

~~ 前進へのエネルギーを奪う 「未完了」 ~~

前回のブログで、「ファウンデーションを整える」ことの
重要性をお話しいたしました。

目標達成への道を進む時、様々な変化や障害に
影響されにくい基礎を固めるおくことが大切。
そして、その「基礎」は、エネルギー漏れを起こさない
環境に心身を置くによって作られるというお話でした。

エネルギーマネジメントとして、
「未完了の完了」と「タイムマネジメント」の2つのテーマがあり、
今日から2回に分けて「未完の完了」のお話をさせて頂きます。

さて、目標達成への行動エネルギーを奪っていく、
「未完了」とはどの様な状態をいうのでしょう?

先ず、エネルギーについてのイメージですが、
燃料タンク、給水タンク、などのシンプルなものや、
気球へ注入されたガス、体内に摂取されたタンパク質など、
何か力を発揮するために蓄えられているものですね。

ですから、力を発揮するために使われたら、補充が必要ですし、
むやみに蓄えておけばよいというものでもありません。
入りと出のバランスをとることが必要です。

行動や思考のために発揮され、消費されたたエネルギーを
補充する時に、障害になってくるのが「未完了」です。
「気がかり」と言い代えることもできます。例えば、

  • やろうと思っているけど、やっていないこと。
  • 止めようと思っているのに、止められないこと。
  • 過去の出来事で、なにか引っかかっていること。

などです。 

コーチングで扱う「目標」に大小の差が無いのと同様に、
この「気がかり」にも大小の差はありません

人は大きな気がかりに対しては、課題や問題として扱い、
自ずと取組んで正にエネルギーを発揮しますから、
むしろ小さな気がかり、心にひっかかっている小骨の様なもの
の方が、たちが悪いといえます。

例えば、

  • 友人から借りたままになっている本やDVD
    (未だ読み終えてないし・・・、観てないし・・・)
  • お祝の品を頂いたのに、返礼していない。
    (簡単では失礼かと思っているうちに時間が過ぎた・・・)
  • お客さんへのメールへの返信。
    (精緻な回答する前に、先ずは確認の返信をしておくべきだった・・・)
  • 部下からタスクの進捗状況を聞くこと。
    (緊急な用件が先行して、まとまった時間がとれていない・・・)
  • 誘われた会合への欠席通知
    (悪いなぁという思いから、つい躊躇・・・)

などです。

身に覚えがありませんか?

こうした「未完了」があると、集中力を欠き、
無駄なエネルギーロスを生じることになります。

~~ 未完了を完了させるメリット ~~

こうした「未完了」を「完了」させることは、
主に2つの効果をもたらします。

  • 無駄なエネルギーロスを防ぎ、エネルギーレベルを上げること。
  • 達成感、爽快感、創造性、自信、自己信頼、など、
    目標達成への原動力になる気持ちが得られること。

です。

「完了」がもたらす「自己信頼」?「創造性」?と、
少々大袈裟に思われたかもしれませんが、「未完了」が
あなたの潜在意識に働きかけて、行動へのエネルギーを
奪っていることは想像以上のデメリットです。

さらに、以下の3つを手にいれることができます。

  • 時間ができる
    未完了であるために、そこに留まっていた時間から解放されます。
    完了するための時間もかかりますが、それと相殺しても効果は絶大です。
  • 問題から解放される
    「完了」によって、エネルギーレベルを高めることで、今まで「問題」と感じて
    いたものが、そうでもないことに気づくようになります。
  • チャンスを手にする
    未完了を抱え、それに意識が向いていると、新しい人や機会との遭遇が
    少なくなり、新たなビジネスチャンスをつかむ機会を逸する可能性があります。
    未完了が少ない人は、前に進むためのチャンスを手にできています。

では、未完了を完了するために必要な具体的なアクションは、
どの様なものでしょう?

それは、次回のブログでご紹介いたしましょう。

ひとつポイントとなるのが、未完了リストの作成ですが、
ここで注意したいことは、
未完了リストは「To-Doリスト」ではない、
ということを覚えおいてください。

To-Doリストは作れば作るほど、ストレスが溜まるだけです。

今日のお話はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございます。

株式会社ドリームパイプライン 代表取締役   1980年、新卒で日本NCR株式会社にてキャリアをスタートし、以来一貫して外資系IT企業に勤務。   営業、営業企画、マーケティング、製品開発、製品管理、市場開発、米国本社勤務、事業部長、等の領域でマネジメント職を経験。   2001年、日本NCRを退職後、米国、ドイツ等を本社とする大手IT企業数社の日本法人にて要職を歴任。    2013年より、組織の人材育成、組織活性化のためにコーチングを学び始め、プロフェッショナルコーチ認定資格を取得。修得したコーチングスキルを多様な価値観が求められる外資系IT企業におけるマネジメントに活用しながら(社)日本スポーツコーチング協会の認定コーチとして、高校、大学のスポーツ指導者へのコーチング活動を実施。   2015年から、米国のスタートアップ企業の2社の日本代表を歴任し2021年12月退任。人材育成支援を目的とし、株式会社ドリームパイプライン設立。 著書 『ニッポンIT株式会社』   https://www.amazon.co.jp/dp/B09SGXYHQ5/    Amazon Kindle本 3部門で売上一位獲得    「実践経営・リーダーシップ」部門、「ビジネスコミュニケーション」部門、「職場文化」部門

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする