最重要テーマ 「ファウンデーションを整える」

韓国で起きたハロウィーンの惨事に、本当に心が痛みます。
日本人の方々を含め、多くの若い人達の将来が全く予期せぬ
形で断たれてしまったことに憤りを禁じえません。
ご冥福をお祈りいたします。 

さて、今回のテーマは、コーチングに欠かせない
「ファウンデーションを整える」のお話です。

コーチングにおいては重要なポイントですので、
暫しお時間を頂いてご説明させて頂きます。

~~ 先ず大切な、ファウンデーションの確立 ~~

ファウンデーション。
英語では、basis と同意語で「基礎」「土台」を意味します。

基金(fund)、財団の意味もありますし、
服飾では、身体の線を整えて綺麗なシルエットを出す
ファンデーション・ガーメント。

化粧品では「ファンデーション」とか「ファンデ」と略称されて
いますね。私は門外漢なのですが、ジャンルとしての
「基礎化粧品」とは異なるそうです。
しかし、化粧の土台となるものに間違いないでしょう。

要は、その上にあるものがしっかりした姿、形、成長、
活動ができるように存在するものです。

では、コーチングにおけるファウンデーションについて
考えてみましょう。

コーチングでは、目標を達成していくためのに
新たな行動を起こしていくことが求められますが、
そのために、エネルギーが必要になります。

クライアントのエネルギーとモチベーションが
低下することなく、目標に向けて伴走するのが
コーチのひとつの役割となります。

その行動の原動力となるエネルギーを
発揮する基礎体力にあたるのがコーチングで言う、
ファウンデーションです
「自己基盤」とも表現されています。

この、ファウンデーションを整えることが目標達成には
不可欠です。

何故でしょう?

目標達成に向けて新たな行動を起こす際に、
様々な「事情」が、目標達成の障害となってくることが
考えられます。

個人の内的要因(健康問題、家族の問題、など)
あるいは外部環境の変化(経済動向、異動など)や、
事故、災害など個人ではコントロールできない事柄も
含まれます。

「ファウンデーションを整え、強化する」ということは、
目標達成の道に立ち塞がる様々な変化や障害と
向き合う時に、こうした要因に影響されにくい基礎を
固めるということになります。

そのためには、日々のトレーニングで筋力を
維持するように、定期的なメンテナンスが必要になります。

~~ ファウンデーションの2つのテーマ ~~

ここまでお話をすると、もしかすると、
「ファウンデーションを整える」ために、
特別な訓練やトレーニングを強いられるのではないか、
と、心配されるかもしれませんが、
コーチングの相手は、修業僧ではありません。

「ファウンデーションを整える」ということは、
エネルギー漏れを起こさない環境に心身を置く
ということだとお考えください。

車に例えれば、
エネルギーやモチベーションが、前進するための
アクセルです。

しかし、燃料タンクに穴が開いていたら、
いつか車は止まってしまいます。

そうならない様に、チェックをしましょうということです。

体調がすぐれなかったり、心配事や気がかりが
心を埋め尽くしている様な状況では、
コーチングの効果は発揮されません。
かえってストレスになることもあり得ますよね。

こうしたエネルギー漏れをチェックするために、
コーチングセッションでは、
次の様なテーマでクライアントとの話を進めます。

  • エネルギー・マネジメントとしての未完了の完了
  • エネルギー・マネジメントとしてのタイムマネジメント

それぞれについて、次週からお話をしていきますね。

~~ コーチにとっても大切なファウンデーションの整え ~~

「ファウンデーションを整える」ということは、実は
コーチ自身にとっても重要なテーマとして求められます。

コーチは自分のファウンデーションの棚卸しをして、
初めてクライアントのファウンデーションを扱えるということです。

考えてみれば当たり前のことです。

お医者さんにかかったことを想像してみてください。
顔色が青く、疲れ切っている様子で、
弱々しい手つきで聴診器を当ててくる医者に
安心感が持てますか?

コーチも同様です。
数日前から熱があって咳もでる。
子供の進路相談に対応できていない。
親の病気が心配。
頼まれ事の期日に間に合いそうもない。
等々・・・・

こんな気がかり満載の状況で、
クライアントのエネルギーやモチベーションを
生み出すのは難しいことです。
セッションでの集中力も低下してくるでしょう。

プロフェッショナルのコーチとしては、
セッションをしてはいけない状況ともいえるでしょう。

先週のメルマガで、コーチの倫理規定のお話をしましたが、
その際に少し触れた「コーチのコンピテンシー」には、
この「ファウンデーションを整える」ことがイの一番に
記されているのです。

クライアントが「ファウンデーションを整える」のを
コーチングではどの様な対話で支援しているか?
次回は、
「エネルギー・マネジメントとしての未完了の完了」
でご紹介していきたいと思います。

今日のお話はここまでです。
最後までお読み頂きありがとうございます。

株式会社ドリームパイプライン 代表取締役   1980年、新卒で日本NCR株式会社にてキャリアをスタートし、以来一貫して外資系IT企業に勤務。   営業、営業企画、マーケティング、製品開発、製品管理、市場開発、米国本社勤務、事業部長、等の領域でマネジメント職を経験。   2001年、日本NCRを退職後、米国、ドイツ等を本社とする大手IT企業数社の日本法人にて要職を歴任。    2013年より、組織の人材育成、組織活性化のためにコーチングを学び始め、プロフェッショナルコーチ認定資格を取得。修得したコーチングスキルを多様な価値観が求められる外資系IT企業におけるマネジメントに活用しながら(社)日本スポーツコーチング協会の認定コーチとして、高校、大学のスポーツ指導者へのコーチング活動を実施。   2015年から、米国のスタートアップ企業の2社の日本代表を歴任し2021年12月退任。人材育成支援を目的とし、株式会社ドリームパイプライン設立。 著書 『ニッポンIT株式会社』   https://www.amazon.co.jp/dp/B09SGXYHQ5/    Amazon Kindle本 3部門で売上一位獲得    「実践経営・リーダーシップ」部門、「ビジネスコミュニケーション」部門、「職場文化」部門

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