笑ってますか? 笑わせてますか?

長い人だと9連休となる今年のGWも終盤ですが、
いかがお過ごしですか?

先週お話した様に、今日はGW中の雑談モードで
お届けします。

ユーモアやジョークについて触れようかと思ってた矢先に、
谷公一 国家公安委員長の「うな丼食べました」発言に、
野党から罷免要求の声が上がるというニュースが
ありました。

ご存知の方も多いと思いますが、
訪問先の四万十でおいしい『うな丼』を食べようと、
楽しみに入った店で、これから食べようというタイミングで、
警視庁から奈良で起きた岸田首相へ爆弾事件の電話が
あったと。そして、「そういうことがありましたけども、うな丼は
しっかり食べさせていただきました」との発言が物議を
呼んだというニュースです。

パーティーの席での発言の様ですが、
察するところ「笑いを取りに行った」にいったのでしょう。
しかし、状況や立場を配慮するセンスが欠落し、
「計算」も無かったことが悲劇だと思います。

これをニュースとしてテレビの時間を割いて報じるメディアや、
罷免要求まで出す野党にもは少々違和感を覚えるのですが、
日本の文化は、こと笑いに関しては独特のものがありますね。

笑う側でいえば、
シリアスな状況での「照れ笑い」が、対欧米人にとっては
大きな誤解や不信感を招くリスクがあることを拙著の中でも
触れました。

笑わせる側でいえば、
上述の例以外でも、迂闊なジョークを飛ばせば、
ハラスメントだ、バイアスだと非難を浴びる危険大です。

ジョークが文化の一部とも言えるアメリカでも
昨年のアカデミー賞で司会のコメディアン、クリスロックを
彼のジョークに激怒したウィルスミスが壇上に上がって
殴るという事件がありましたね。

それでもなお、普段からユーモアのセンスを持って
人に接し、可能であれば質の良いジョークの2つ3つは
ポケットに忍ばせておくことは大切だと思います。

そして、ユーモアのセンス、笑いを扱うセンスは、
コミュニケーションの一部として、
「トレーニングによって上達していく」と信じています。

コミュニケーションの研修講師をする際に、
「コミュニケーションは『技術』」なので練習によって
上達しますよ」という考えに反論を受けることは
ありません。

同様にユーモアも練習次第です。

  • 自分の失敗談を面白可笑しく物語できる。
  • 自分特有の習慣や口癖を笑ってみる。
  • ユーモアのセンスがある人をモデルとして真似をしてみる。
  • ユーモアに溢れた名言を集めてみる。
  • 大阪の人と友達になる。
    (これは自分として一番効果があると思ってます、笑)

等々・・・

そして、
相手に率直に意見を述べる必要がある時、
誰かを𠮟らなければならない時、
文句を言いたい時、
それをユーモアという容器に入れて相手に
届けるとしたら、どの様な表現、コミュニケーションを
使うだろう?と考えてみることで、センスは
磨かれてくるはずです。

たとえあなたが、消極的な性格でも、
生真面目な性格でも、一見怖そうに見える風体でも、
それを気にする必要はありません。

ユーモアのセンスを磨こうとすることで、
人への配慮や、状況の観察、自分を観察すること
など、様々な気づきが生まれてくると思います。

そして何よりも「心のゆとり」が得られますね。

この一週間、どんな時に笑いましたか?
この一週間、誰かを笑わせましたか?

爆笑でなくていいんです。
愉快なコミュニケーションをとりましたか?
とろうと試みましたか?

さて・・・・

大谷翔平選手がインタビューで「通訳の水原一平さんを
どのくらい信頼していますか?」と聞かれた時に、
「ちょっぴり信頼しています」と笑顔で答えていました。
アメリカ生活で身に着けたのでしょうか。
いいユーモアだな、と思いました。

ピーター・フォークが「刑事コロンボ」で
エミー賞主演男優賞を受賞した時のスピーチ。
「このドラマシリーズが作られる裏には、プロデューサー、監督、
脚本家、カメラ、衣装、照明、その他数多くのスタッフの
弛まぬ努力があります。しかし、今日ここで、ステージに上がり
賞賛を受けているのは私一人です。
これからもこの素晴らしいルールは続けて欲しいと願っています。」
(本心と真逆をいうことで、協力者への感謝と敬意を際立たせて
いますね)

アメリカの男優。名前を忘れてしまいましたが、
ある授賞式で紹介されて壇上に上がる時、
観客はスタンディングオベーションで迎える。
マイクの前に立った彼が、立っている聴衆に向けての
第一声、「腰を伸ばすには良い頃合いですな」と。

これは、私の実話から。
4~5年前に、初めて脳ドック検診を受けたのですが、
MRIで撮影された脳内の画像を見ながら、お医者さんと
交わした会話の中に、こんなやりとりがありました。

私:「先生、この血管のあちらこちらに見える白い点の
様なものは何ですか?」
先生:「あ、これは血栓ではないので心配することは
ないですよ。歳なりに使われてますからね。
劣化しているということです。」
私:「あ~、良かったぁ!私、頭使っているんですね♪」
「この歳までまっさらな新品だったら悲しいですよね~」
先生はニヤリとしていました。

最後に私が好きなアメリカンジョーク。
元米国大統領、故ロナルド・レーガンはジョーク好きで
有名でしたが、その中の一席。

社会インフラが旧態然としているロシアでは、
全てに時間がかかり過ぎていて、国民は公共サービスを
受けるために、とにかく待たされる。

ある青年が、苦労の末に自動車運転免許の
試験にパスし、数ヶ月かけて書類が整い、
喜んで申請窓口へいくと、そこの担当者曰く、
「申請書類は確かに受理した。免許証が発行される
のは1年後の今日と同じ日、受け取り時間は午前中。
この窓口に来たまえ。」と。
青年が、「一年も先なのに、なぜ午前中なんて指定が
あるんですか?」と担当者に尋ねると、
「すまんな、午後は水道屋が家にくることになっているんで」

お後がよろしいようで・・・・

今日は子供の日。
少子化問題から目が離せない状況ですが、
子供たちの元気な成長を祈って未来を想いたい日です。

良い休日をお過ごしください。

株式会社ドリームパイプライン 代表取締役   1980年、新卒で日本NCR株式会社にてキャリアをスタートし、以来一貫して外資系IT企業に勤務。   営業、営業企画、マーケティング、製品開発、製品管理、市場開発、米国本社勤務、事業部長、等の領域でマネジメント職を経験。   2001年、日本NCRを退職後、米国、ドイツ等を本社とする大手IT企業数社の日本法人にて要職を歴任。    2013年より、組織の人材育成、組織活性化のためにコーチングを学び始め、プロフェッショナルコーチ認定資格を取得。修得したコーチングスキルを多様な価値観が求められる外資系IT企業におけるマネジメントに活用しながら(社)日本スポーツコーチング協会の認定コーチとして、高校、大学のスポーツ指導者へのコーチング活動を実施。   2015年から、米国のスタートアップ企業の2社の日本代表を歴任し2021年12月退任。人材育成支援を目的とし、株式会社ドリームパイプライン設立。 著書 『ニッポンIT株式会社』   https://www.amazon.co.jp/dp/B09SGXYHQ5/    Amazon Kindle本 3部門で売上一位獲得    「実践経営・リーダーシップ」部門、「ビジネスコミュニケーション」部門、「職場文化」部門

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